2021年11月28日(日)、第14回「小さな自然再生」現地研修会を北海道釧路市の釧路川流域にて開催致しました。
午前は、基調講演や事例紹介を通じて道東地域における自然再生に関わる取組みや最新知見を学び、午後は釧路川支川における簡易魚道や産卵環境造成の実践を視察し技術を参加者で学びあいました。(令和3年度河川基金助成事業)
【日時】令和3年11月28日(日)9:30~16:00
【主催】釧路自然保護協会、「小さな自然再生」研究会、日本河川・流域再生ネットワーク
【後援】釧路市、釧路湿原自然再生協議会 河川環境再生小委員会
【会場】釧路市立博物館 講堂
【対象】小さな自然再生に関心のある方々
【参加者】42名
【参加費】無料
【プログラム】
(9:30~12:00)釧路川支川や道東の魚類生息環境再生の取組を学ぶ座学研修(釧路自然保護協会 創立50周年記念講演)
– 開会挨拶 (神田房行:釧路自然保護協会 会長)
– これからの自然再生の目指すべき姿(中村太士:北海道大学大学院農学研究院 教授/釧路湿原自然再生協議会 会長)
– 小さな自然再生大きな役割(三橋弘宗:兵庫県立大学自然・環境科学研究所/兵庫県立人と自然の博物館)
– シマフクロウ保護と河川環境の関わり(竹中健:シマフクロウ環境研究会)
– 道東におけるシマフクロウ等希少鳥類の生息環境整備の取り組み(北橋隆史:環境省釧路自然環境事務所)
– 美幌町で取り組む様々な魚道づくり(町田善康:美幌博物館)
– 知床で鮭が自力で川をのぼれる環境を復活させたい!(森高志:斜里町水産林務課)
– 午後の釧路川支川自然再⽣事業の概要紹介(野本和宏:釧路市立博物館)
– 現地研修内容説明と工法説明(岩瀬晴夫:株式会社北海道技術コンサルタント)
– 質疑応答
(12:00 ~ 14:00)昼⾷、釧路川上流域の支川へ移動
(14:00 ~ 16:00)自然再生事業地の魚道等見学・現地研修
-魚道工法、工夫した点など解説(岩瀬晴夫:株式会社北海道技術コンサルタント)
(16:00)閉会 ※現地にて解散
午前の座学では、8名の講師の皆様より貴重なご講演を、また午後の現地研修においても様々なアイデアや知見をインプット頂き、誠にありがとうございました。
なお、本研修会の午前の座学研修につきましては、本日収録した内容を編集後に、2022年1月頃を目標にオンデマンド配信する予定ですので、配信予定が確定後、改めて皆様にご案内させて頂きます。
※研修会の概要報告は、12月上旬発行のJRRNニュースレター 2021年12月号にてご紹介します。
→JRRNニュースレター2021年12月号はこちらから ※未作成